家計簿アプリは「マネーフォワードME」がおすすめって聞いたけど、どうやって使うの?
便利な機能とかってあるのかな?
こんなお悩みの方のためにこの記事を作成しました。
本記事では、僕が家計簿アプリの中で一番おすすめできる「マネーフォワードME」の使い方をご紹介します。
基本的な操作や機能については網羅しているつもりなので、ぜひ最初から最後までご覧いただけますと幸いです!
「家計簿付けは面倒」「いつも途中で挫折してしまう」という方は今日からぜひ使ってみてください!
ここではAndroid版の「マネーフォワードME」を使って解説しています。iOS版とは若干異なる部分がありますが、機能的な違いはありませんので、iOS版の方でも特に問題ないかと思います。
手動でデータを入力してみよう
マネーフォワードMEでのオーソドックスな使い方として、手動でデータを入力してみます。
「ホーム」画面などに表示されている「+」ボタンを押してみましょう。
そうすると3つの入力法が出てきます。
テンキーを使った「入力」、レシートを読み取って入力できる「レシート読み込み」、SuicaやPasmoなどの交通系電子マネーを専用のICカードリーダーアプリを使って読み込む「ICカードリーダー」のボタンが表示されます。
ここではよく使う通常の「入力」と「レシート読み込み」の流れを見ていきます。
通常入力
では通常入力していきましょう。「入力」ボタンを押します。
そうすると内容の入力画面がでてきます。
入力項目は主に下記の5か所です。
- 「支出」なのか「収入」なのか
- その金額
- 支出あるいは収入のカテゴリ
- 日にち(その支出あるいは収入の発生日)
- 具体的な内容
ここではコンビニでコーヒーを買ったことを想定して、次のように入力してみました。
カテゴリは、「食費」カテゴリの中にある『カフェ』にしました。
この辺りは人によって異なるかと思いますので、自分がわかりやすいと思うものにしておいて大丈夫です!
この状態で「確定」ボタンを押し、その後「保存」を押すと「入力が完了しました!」と出てきます。
そのまま完了するなら「完了」、他に入力するものがあるなら「続けて入力」を押します。ここでは「完了」を押します。
そうすると「家計簿」内にも入力され、いつでも確認できるようになっています。
レシート読み込み
今度はレシートを使った「レシート読み込み」を見ていきます。「レシート読み込み」ボタンを押します。
そうするとカメラが起動しますので、レシートを枠内に収めてシャッターボタンを押します。
そうすると自動で内容を読み取って、金額やカテゴリも自動的に入力されます。
内容に問題なければそのまま保存を押します。違っていればその都度変更するか、再度レシートを撮り直してみましょう。
次のように「入力が完了しました!」と表示されたら無事終了です。このまま終わる場合は「完了」、他にレシートがある場合は「続けて撮影」を押します。
金融機関と連携して使ってみる
手動でデータを入力するのは通常の家計簿を付けるのとほとんど変わりがないため、やや面倒に感じるかもしれません。
しかしマネーフォワードMEでは普段お使いの金融機関と連携すると、自動的にデータ(明細)を読み込んでくれますので、入力の手間が省けます。
ここでは金融機関と連携する方法について見ていきます。
ただし、マネーフォワードMEでは4件までしか連携できません。もしそれ以上連携したい口座がある場合は、同じマネーフォワード系アプリである「Linkx(リンククロス)家計簿」「スマー簿」「マネーフォワードfor〇〇銀行」などがおすすめです。
同じマネーフォワード系アプリでは画面の見た目はそれぞれ少し異なりますが、使い方としてはほとんど変わりません
連携の流れ
では実際に金融機関と連携していきます。
ここでは例として「楽天銀行」の場合で見ていきますが、方法としては他の銀行やクレジットカードなどとも同じです。
銀行口座やクレジットカードなどと連携する場合は、その金融機関のネットアカウント(IDやパスワードなど)が必要になりますので、ネットアカウントがない場合は事前に作っておく必要があります
まずはアプリ画面下部にある「口座」メニューをタップし、「連携先を追加」というオレンジのボタンを押します。
そうするとウェブブラウザ(Chromeなど)が起動しますので、そのまま画面上の「楽天銀行と連携する」を押します。
今度は楽天銀行のログインページが表示されますので、インターネットバンキングで使用しているIDとパスワードを入力し、「ログイン」を押します。
今度は「支店名」や「口座番号」、また楽天銀行では「合言葉」の入力を求められます。すべて入力したら次の画面へ進みましょう。
最後の手順として、取り込むデータ(銀行なら入出金明細)の開始日を選択します。
「取得可能なデータをすべて取り込む」だと過去にさかのぼってデータが取り込まれます。
「開始日以降のデータのみ取り込む」だと本日以降のデータから取り込まれます。
ここでは「取得可能なデータをすべて取り込む」にし、最後の「保存する」を押します。
そうするとアプリの「口座」の中に楽天銀行が追加され、連携作業が始まります。連携作業が始まると下図のように「連携中です」と表示されます。
一定時間が経つと連携が完了し、残高が表示されます。
「楽天銀行」のところを押すと、過去の推移をグラフで見ることができます。
閲覧できる期間は無料プランなら1年分、有料プランなら1年以上前のものも見ることができます
自動入力されたデータのカテゴリを変更するには?
入力されたデータは自動的にどこかのカテゴリに振り分けられますが、目的とは違うカテゴリに入ってしまうことがあります。
例えば「通信費」カテゴリの中に、全く通信費とは関係のない項目が入ってしまっていたとします。
そのままそのデータを押して中身を見ます。そしてカテゴリ(下図では「インターネット」)の部分を押して他のカテゴリを設定します。
目的のカテゴリを設定したら、最後に「保存」を押すとそのカテゴリにデータが移動されます。
連携が解除された場合
連携後しばらく経つと、金融機関のアカウントへのアクセス許可が失効するなどして連携が解除されてしまう場合があります。
解除されてしまった場合は下図のように、「口座」メニューのところにビックリマークが付き、「連携に失敗している口座があります。」と表示されます。また、金融機関名のところもグレーに変わっています。
こういった場合は金融機関名のところを押して、下図の「再認証する」から再度その金融機関のアカウントにログインすることで再び連携が開始されます。
金融機関のアカウントのIDやパスワードなどが変わった場合も連携が解除されてしまいます
データを更新するには?
連携した金融機関のデータは自動で更新されますので、何もしなくても新しいデータが入力されます。
ただ、無料プランだと更新頻度が少ないため、アプリに表示されている残高等のデータが古くなっている場合があります。
マネーフォワードMEでは手動でも更新できるようになっていますので、ここではその方法について見ていきます。
まずは「口座」メニューから手動で更新したい金融機関を選びます。ここでは「楽天銀行」を選びます。
楽天銀行のデータ画面の右上(iOSでは左下)に更新ボタン(丸い矢印マーク)がありますので、そちらを押します。
そうすると更新の矢印がグルグル動き出し、画面下に「更新中です。」と表示されます。この状態になったら画面左上の「←」を押して再び口座一覧画面に戻ります。
口座一覧画面でも「更新中」と表示されており、しばらく経つと更新が終了して最新の残高に変わります。
ただしクレジットカードの場合は、カードを利用した日とデータ(明細)反映までにタイムラグがあるので、手動で更新してもなかなか変化しない場合があります
その他小技集
その他、マネーフォワードMEで役立つ小技がいくつかありますのでそちらを見ていきます。
「財布」口座を作る
キャッシュレス決済よりも現金決済をよくされる方は、「財布」口座を作っておくことをおすすめします。
その名の通り、今お持ちの財布の中身(金額)を登録しておくことで、現金の流れが掴みやすくなります。
まずはアプリ画面下部にある「口座」メニューをタップし、「連携先を追加」というオレンジのボタンを押します。
連携先の一番下に「現金(財布を作成)」というところがあると思うので、そちらを選択します。
続いて、財布の名前と実際の財布に入っている金額を入力します。ここでは財布の名前はそのまま「財布」にしました。
また、連携している銀行がある場合は、そちらの銀行からお金を引き出すと自動的に財布の金額が増えるように設定できます。チェックマークが入った銀行での引き出し時の場合のみ対応します。
最後に「登録する」を押すと、口座一覧画面に「財布」口座が表示されます。
現金を伴ったデータを入力する時は、下図のように必ず「財布」に設定してデータを保存するようにしておいてください。
小カテゴリ(中項目)の追加
収入や支出項目でカテゴリを選ぶ際に、より自分がわかりやすい小カテゴリ(中項目)を追加することができます。
例えば火災保険で15000円払ったとします。カテゴリが現在「未分類」になっているので、これを「保険」カテゴリに変えてみます。
しかし、「保険」カテゴリの中には次のように、「生命保険」「医療保険」「その他保険」の3種類で、火災保険の項目がありません。
「その他の保険」で管理するよりはどうしても「火災保険」という名前で管理しておきたい場合は、右上の「編集」ボタンを押し、「+ カテゴリを追加」を押します。
そうすると自分の好きな名前(ここでは「火災保険」)を付けることができ、そのカテゴリを選択することもできるようになります。
振替機能を使う
金融機関と連携していると、特に必要のないデータも記載されてしまいます。
例えば連携している銀行同士で(A銀行からB銀行へ)資金を移動したような場合、例えば次のように2つの取引が記載されます。
- A銀行:5000円支出
- B銀行:5000円収入
これはただ単に資金移動しただけで、実際のところ支出でも収入でもありません。
こういった取引への対応としてマネーフォワードMEでは「振替」という機能があります。
まずは「振替」にしたいデータを押し、その中の「振替にする」を押します。
そうすると、「振替」に設定され、支出や収入からその項目が除外されます。
振替機能を積極的に使うことで、より正確な収入と支出の流れを見ることができます
おすすめ設定
マネーフォワードMEを使うにあたっていくつか設定項目があります。ここではおすすめのものを紹介します。
設定画面はホーム画面右上の歯車アイコンから見ることができます。
集計期間の変更
家計簿の集計期間は既定では月初(1日)から月末までとなりますが、人によっては給料日やその他の日を起点に家計簿をつけたいという方がいらっしゃるかもしれません。
マネーフォワードMEでは集計期間を変えることができます。
先ほどの設定画面を下にスクロールしていくと「家計簿の集計期間」という項目があります。
そして、集計期間の開始日と、開始日が土日祝日だった場合の処理方法をそれぞれ決めることができます。
給料日を起点にする方は、集計開始日が土日祝だった場合を「前日の平日にする」に設定することをおすすめします
口座の並べ替え
マネーフォワードMEと連携した口座は自動で並べられますが、自分で好きな順番に並び替えることもできます。
設定画面内の「口座の並べ替え・表示」を選択します。
「口座カテゴリの並べ替え」では、「銀行」や「カード」「証券」といった大きなカテゴリを並び替えることができます。
「金融機関の並べ替え」では同じ銀行同士やカード同士の中で並び替えることができます。
よく見るカテゴリや金融機関を上部に表示しておくことをおすすめします
通知設定
マネーフォワードMEでは、入金や出金、カードの利用時に通知してくれる機能がありますが、通知する内容を自分でカスタマイズすることができます。
設定画面内の「通知」を選択します。
下図のように、プッシュ通知とメール通知それぞれで指定することができますし、また〇円以上になった場合のみ通知するといったかなり細かい指定もできるようになっています。
メール通知では、毎週土曜日に入出金履歴などを送ってくれる「ウィークリーメール」というのもあります。1週間の推移を見る上で非常に役に立つと思います。
その他、「付け忘れアラーム」というのもありますので、家計簿を付ける習慣付けに向いています
最後に
以上、マネーフォワードMEの使い方をざっと見てきました。
家計をやりくりするためには、やはり収入や支出を客観的に把握できるようになっておく必要があります。そういった意味で家計簿付けはかなり重要になってきます。
実際に家計簿を付けていると無駄な出費が結構あったりするので、マネーフォワードMEで自分はどういったものにお金を使っているのか、洗い出ししてみてください。
金融機関と連携して自動でデータが入力されるなんて!
家計簿はいつも途中で挫折していたので、マネーフォワードMEなら無理なく続けられそうです。
使い方参考になりました、ありがとうございます^^
銀行選びにお困りの方はぜひ下記の記事も参考になさってください。