契約していたイーデザイン損保の自動車保険の満期が迫っていたので、この際同じイーデザイン損保の「&e (アンディー)」に切り替えをしてみました。
ここでは従来型のものと&eとの違いや、&eの一番の特徴と言えるセンサーを付けて走ってみた実感を記しています。
従来型と&eとの違い
僕は元々イーデザイン損保の自動車保険を契約していたのですが、テレビでよく「&e」のコマーシャルを見かけるようになり、&eへ切り替えてみようかなと決心してみました。
そもそも従来型と&eとはどう違うんだろうと思って調べてみると、大きく次の3点が挙げられます。
それでは詳しく見ていきます。
一部補償内容がざっくりした
従来型と&eでは一部の補償内容が変更されました。
例えば対物賠償だと、従来型なら「1,000万円」や「2,000万円」「1億円」「無制限」など選ぶことができましたが、&eでは「無制限」の一択のみになります。
その他「搭乗者傷害保険」「無保険車自己傷害保険」「自損事故傷害保険」が、&eでは『人身傷害保険』として一本化されました。
また、「女声のお顔手術費用特約」や「育英費用特約」はあまり加入実績がないことから、&eでは廃止になったようです。
最後に、イーデザイン損保の自動車保険の目玉と言える「弁護士費用特約」の自動付帯が、&eでは選択制になっています。
ところどころシンプルになったことで、色々プランを考えて契約するのが面倒だという人にはわかりやすくて良いかもしれません。
割引制度が変わった
従来型と&eでは割引制度の内容が異なります。
上図をご覧の通り、&eには従来型にあった「インターネット割引」や「早割」「証券e割(保険証券を郵送しないもの)」「無事故割引」「継続割引」が廃止されました。
「廃止」というと全く恩恵が受けられなくなったように思えますが、&eはこういった割引制度をあらかじめ盛り込んだ状態での保険料になるとのことです。
従来型で新規だとインターネット割引が大きい分、保険料が安くなりやすいですが、2年目からはなくなるので&eの方が安くなることもあるようです
センサーが付く
&eの大きな特徴の一つとして、契約するとセンサーが届きます。
このセンサーを車両に取り付けるつけることで、「Trip計測」ができるようになります。
「Trip計測」では、どこからどこへ行ったのか、その経路上での急ハンドルや急ブレーキの有無を後から確認することができます。
また、衝撃を検知することですぐに事故担当者に通知することができたり、衝突前後の車の動き・速度、車の傾き、衝撃の度合いがあったのかなどを確認することができます。
いざ、&eへ切り替え
ということで実際に切り替えしてみました。
現在イーデザイン損保の従来型に契約している方は契約者ホームぺージへログインし、そこにある「新商品『&e』への切り替え手続き」というところから切り替えできます。
申し込む時期や時間帯にもよるかと思いますが、僕の場合は切り替え手続きをした翌々日くらいにセンサーが届いていました。
次年度分の開始にはまだ1か月以上あったので、こんなに早く来るとは思っていませんでした。
付箋と比べてみても、センサー自体はかなり小さいので車のスペースや運転の邪魔にはならなさそうです。
では実際に自分の車へセンサーを設置しに行きます!
センサーの初期設定と設置
まず、センサーを設置する前に初期設定を行います。
初期設定には「&eアプリ」が必要なので事前にアプリをダウンロードしておきましょう。
ここではAndroid版で流れを見ていきます。
センサーとアプリをペアリングするためには、スマホのBluetooth機能がONになっている必要があります
アプリを起動しログインすると、すでに車両情報(車名とナンバープレートの番号)が登録されていますので、そのまま「次へ」を押します。
続いて、届いたセンサーに書かれているセンサーIDと、アプリに表示されているセンサーIDが同じになっているか確認します。特に問題がなければ「次へ」を押します。
では、設置します。設置の前に、スリーブ状態で認識しない可能性があるため、センサーに振動を与えます。
センサーの設置箇所は車のダッシュボード中央付近で、地面と水平になるところならどこでも構わないようです。
また、センサーに付いているQRコードを手前(リア側)に向けておくのが良いようです。QRコードがリア側に向いていれば上下どちら向きになっていても問題ないようです。
僕の場合はダッシュボード付近には特に置くところがなかったので、運転席と助手席の間に置いているボックスの上に置きました。
設置し終えたら、設定が完了するまで待っておきます。
しばらくすると設定が完了します。下図のように「設定お疲れさまでした。」と表示されたら終了です。
実際に走ってみた
「Trip計測」というものがいかなるものか見てみたかったので、実際にセンサーを付けた状態で走ってみました。
Trip計測を行うには&eアプリを立ち上げる必要はありませんが、スマホのBluetooth機能はONになっていないといけません
ちょっと遠くにあるスーパーへ行って、そこから家の周りを大きく一周するような感じで走ってみました。そうすると次のようになっていました。
なんと、運転スコアが10点中の10点でした!
あまり人を乗せて運転することがないので、自分の運転がどういうものなのかわからなかったですが、こうやって数字で判断されると、そんなに自分は荒い運転ではなかったんだなと知ることができました。
ただ、運転スコアはあくまで目安で、運転スコアによって今後の保険料が高くなったり低くなったりすることはないようです
ちなみに「スマホ操作」が1回になっていますが、これはスーパーの駐車場に止まった時に「Trip計測」がどうなっているか確認してみただけで、走行中ではありません・・・
「詳しく見る」ボタンを押すと、グーグルマップで運転経路と、急加速や急ハンドルなどがどこで記録されたか調べることができます。
Trip計測は車が止まってからしばらくしないと表示されません。ですので、Trip計測がアプリ上に表示されていない場合はしばらく待ってみましょう。
&eセンサーは付けないといけない?
自分の運転傾向を見るためには便利と言える&eセンサーですが、やはりどこに行ったかの情報を保険会社に見られたくないという方は多いはずです。
&eセンサーは絶対に付けないといけないというものではなく、あくまで事故対応をすばやくするためのものだそうです。
&eセンサーを付けていないからと言って支払う保険料が変わったり、事故時の保険金額が減額されるということはないようです。
ですのでプライバシーが気になる方は付けずに走った方が良さそうです。
最後に
以上、&eへの切り替えの流れと実際にセンサーを付けて走ってみた実感を書いてきました。
センサーを付けて走ると、客観的に自分の運転を見ることができ、こういうところを改善しようといった意識も高まるのではないでしょうか?
また、事故にあった場合への安心としても作用するので個人的には満足です。
ただ、運転経路のデータが会社にまるまるとられてしまうかもしれないという心配もなくはありません。
とりあえずこの1年使ってみて、また来年更新するか決めてみたいと思います。