万が一に備えてデュアルSIMを検討していますが、負担が大きいのはちょっと・・・
おすすめの組み合わせはありますか?
こんなお悩みの方のためにこの記事を作成しました。
- 安さを重視するなら、日本通信「シンプル290プラン」とKDDI「povo2.0」
- 通話をよくするなら楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」とKDDI「povo2.0」
- ネットをよくするなら、mineo「マイそく」とKDDI「povo2.0」
- 動画をたくさん観るなら、楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」とKDDI「povo2.0」
本記事では、極力家計に無理のないデュアルSIMの組み合わせを目的別にご紹介していきます。
あなたの目的に合ったデュアルSIMをご検討ください!
デュアルSIMを検討する際に重視すること
昨今、大規模な通信障害により通話ができなくなった、データ通信ができなくなったといったニュースを見聞きするようになりました。
いざメインで使っている回線に障害が起きても、そういった状況にすぐに対応できる「サブ回線」を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
最近ではデュアルSIM対応(2枚のSIMが挿入できる)の機種が標準になってきていますので、複数台のスマホを持つよりデュアルSIMの方が便利と言えます。
個人的にデュアルSIMを検討する場合に重視すべきポイントとして、次の2点が重要だと思っています。
- 違う回線 (Docomo/au/Softbank/楽天)同士のSIMを契約すること
- 万が一に備えて両方のSIMで音声通話ができること
2枚のSIMとも同じ回線だと、一方のSIMに障害が起これば当然もう一方のSIMにも障害が起きます。ですので、それぞれのSIMで回線を変えるべきです。
また、LINEやIP電話アプリを使えばデータ専用SIMでも通話は可能ですが、110番や119番などの緊急通報ができません。ですので、万が一に備えてどちらのSIMも音声通話対応であることが望ましいと思います。
目的別デュアルSIMおすすめの組み合わせ
では先ほどの重視すべき2点を踏まえ、デュアルSIMでおすすめの組み合わせを見ていきます。ここでは下記4つの目的に合わせてご紹介します。
では順番に見ていきます。
安さを重視するならこの組み合わせ
普段スマホであまり電話(発信)やネットはしないという方は、2枚とも価格が安いところを選んだ方が良いです。
そこでおすすめの組み合わせが・・・
- メイン回線:日本通信「シンプル290プラン」
- サブ回線:KDDI「povo2.0」
です。
日本通信「シンプル290プラン」はDocomo回線、KDDI「povo2.0」はau回線でそれぞれ違うので安心です
おすすめの理由
まずメイン回線としておすすめなのが日本通信の「シンプル290プラン」です。
こちらは音声通話とデータ1GBが付いてなんと290円!です。
同じデータ1GBで音声通話付きのところと比較してみると、その安さがわかります。
- OCN モバイル ONE:770円
- mineo:1298円
- BIGLOBEモバイル:1078円
- イオンモバイル:858円
一方、サブ回線としておすすめなのがKDDI「povo2.0」です。
ご存じの方も多いかもしれませんが、KDDI「povo2.0」は無料で利用できます。もちろんちゃんと音声通話付きです。
※ただし、「トッピング」と呼ばれるオプションを180日間追加しないと利用停止の可能性があります
特に電話(発信)やネットを使わなければ両方合わせても月300円弱ですので、安さで選ぶなら日本通信「シンプル290プラン」とKDDI「povo2.0」が最強と言えます。
実際に僕はこの2つをメインとサブで使ってます!
通話をよくするならこの組み合わせ
普段通話をよくするという方でしたら「かけ放題」があるところを選んだ方が良いです。
そこでおすすめの組み合わせが・・・
- メイン回線:楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」
- サブ回線:KDDI「povo2.0」
です。
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」は楽天回線、KDDI「povo2.0」はau回線でそれぞれ違うので安心です
おすすめの理由
メイン回線としておすすめなのが楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」です。
Rakuten UN-LIMITでは「Rakuten Link」というアプリを使った国内通話は無料になります(ただし一部対象外のところがあります)。ネットをあまり使わないということであれば最低料金の1078円で利用できます。
かけ放題プランは各社から出ていますが、かけ放題プラン自体が1078円を超えているところが多いので、通話をよくするなら「Rakuten UN-LIMIT」一択と言っても過言ではありません。
一方、サブ回線としておすすめなのがこちらでもKDDI「povo2.0」です。
KDDI「povo2.0」は音声通話付きなので、万が一楽天回線に障害が起こってもこちらから電話をかけることができます。
長時間電話を掛けるということであればその時に下記の「かけ放題」をトッピングしても良いでしょう。
ネットをよくするならこの組み合わせ
普段ネットの閲覧をよくするという方でしたら「データ無制限」があるところを選んだ方が良いです。
そこでおすすめの組み合わせが・・・
- メイン回線:mineo「マイそく」
- サブ回線:KDDI「povo2.0」
です。
mineo「マイそく」はDocomo・au・Softbank回線をいずれも選択できますが、KDDI「povo2.0」はau回線なので、au回線以外を選んだ方が良いです
おすすめの理由
メイン回線としておすすめなのがmineo「マイそく」です。
mineo「マイそく」はデータ無制限なので気にせずネットができます。
データ通信速度により月額が変わっていて、「最大32kbps(250円)」「最大300kbps(660円)」「最大1.5Mbps(990円)」「最大3Mbps(2200円)」となります。
ただ、いずれも平日のお昼時(12~13時)は速度制限がされるので注意が必要です。
LINEや文字ベースのネットの閲覧でしたら「300kbps」でも問題ありませんが、動画も観たいということでしたら「1.5Mbps」か「3Mbps」プランが必要になるだろうと思います。一方、一番安い「32kbps」だとほとんど通話くらいしかできないくらいなのでおすすめしません。
一方、サブ回線としておすすめなのがこちらでもKDDI「povo2.0」です。
万が一メインで通信障害が起こっても、こちらもでネット通信はできるようになっています。ただ、トッピングなしのベースプランなら通信速度が「128kbps」に制限されているので、かなり使いどころが限られてきます。
ですので、万が一の時にはデータ(下図)をトッピングするのがおすすめです。
一時しのぎであれば「データ使い放題」か「データ追加1GB」で十分と言えます
動画をよく観るならこの組み合わせ
普段動画をよく観るという方でしたら、データ通信速度が安定していて、なおかつ「データ無制限」があるところを選んだ方が良いです。
そこでおすすめの組み合わせが・・・
- メイン回線:楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」
- サブ回線:KDDI「povo2.0」
です。
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」は楽天回線、KDDI「povo2.0」はau回線でそれぞれ違うので安心です
おすすめの理由
メイン回線としておすすめなのが楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」です。
Rakuten UN-LIMITでは楽天回線エリアであればデータ無制限で、なおかつ通信速度が制限されることはありません。
※楽天エリア外だとデータ量5GBまでに制限されます
また、どんなに通信量が多くても月額3278円が上限になるので、データ量や月額を気にせず思う存分動画を楽しむことができます。
一方、サブ回線としておすすめなのがこちらでもKDDI「povo2.0」です。
KDDI「povo2.0」でも24時間データ使い放題というトッピングありますので、楽天回線に万が一のことが起きればpovo2.0で代用できます。
キャリアではデュアルSIMプランが検討されている
KDDIとソフトバンクが2023年3月中に「デュアルSIMサービス」を提供する旨のアナウンスがありました。
デュアルSIMにしようとすれば2つ別々で契約する必要がありますが、オプションとして設定できるようになることで、1つの契約でデュアルSIMにすることが可能になりそうです。
つまりauでソフトバンク回線にも申し込むことができ、またソフトバンクでもau回線に申し込むことができるようになります。
この「デュアルSIMサービス」にはドコモも参加する方向になっていますが、楽天モバイルやMVNO(キャリア回線を借りて運営しているところ)は今のところどうなるかわかっていません。
まとめ
以上の内容を表にまとめると次のようになります。
※下記はスマートフォンでは横にスクロールできます
目 的 | おすすめSIM組み合わせ | 回 線 | 月額 (合計) | eSIM |
安さ重視 | 日本通信「シンプル290プラン」 KDDI「povo2.0」 |
Docomo回線 au回線 |
290円~ | ともに対応 |
通話重視 | 楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」 KDDI「povo2.0」 |
楽天回線 au回線 |
1078円~ | ともに対応 |
ネット重視 | mineo「マイそく(300kps以上)」 KDDI「povo2.0」 |
Docomo/Softbank/au回線 au回線 |
660円~ | ともに対応 ※マイそくではDocomoとau回線のみ |
動画重視 | 楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」 KDDI「povo2.0」 |
楽天回線 au回線 |
1078円~ | ともに対応 |
ご覧の通り、サブ回線はいずれも「povo2.0」になっています。
先ほどもちょっと言及しましたが、KDDIとソフトバンクが相互にデュアルSIMサービスを提供予定で、その内容によっては上記にも劣らないものになるかもしれません。
オプション料金は数百円を予定されているようですが、今のところ楽天モバイルとMVNOではどのようになるかわかっていません。
ですので、多少面倒ではあっても別々に契約した方が安くなるかもしれませんし、より自分の目的にあったデュアルSIMにできるかなと思います。
以上参考になりましたら幸いです。
僕はネットをよく見るので、この中だったら「マイそく」と「povo2.0」が良さそうだな!
負担も多くなさそうだし。
参考になりました、ありがとうございました!
メイン回線が事情により変えられず、サブ回線のみを検討されている場合は下記が参考になるかもしれません。